おじらるアーツ

全世代を楽しくするかもしれないもろもろのこと(生活・本・音楽など)

哀しい楽しみ-仕出し弁当で盛り上がる

「哀しい楽しみ」、それはお昼の仕出し弁当です。中小の工場などに勤めてる方はわかるかもしれませんが、「まずい」です。知らない野菜もはいっています。漫画「火の鳥」にでてきたある惑星に生えていた植物に似ています。

 

作っている方には申し訳ないです。ただ、お値段も安く手軽なので、それを考えると「しょうがないのね・・・」と「・・・」な気持ちで弁当箱を開けることになりますが、そこには微かな「今日はいいものはいっているかな?」と期待もあります。弁当箱を開ける時に哀しみとと期待がブレンドされ、一人食堂の片隅で盛り上がっています。(メニューは掲示してありますが、あてになりません)。

 

お弁当を頼むのは圧倒的に男性が多いです。皆さん男らしく(死語)「おれは味など気にせん!」と5分ぐらいで食べて去っていきます。豪快ですがすがしいです。あのバンコラン少佐も「栄養補給に時間をかける趣味はない(しかし食事はステーキとワイン」と言っていました。

 

B級グルメエッセイ「丸かじりシリーズ」で有名な「食の巨人」の東海林さだおさんは、「一生の食事の回数は決まっているので1度も無駄にしたくない」とよく言っています。私も限られた食事の回数をマインドフルネスで美味しく楽しみたいですね。あと10年間で会社で食事するのも2,200回。これを多いとするか少ないとするか。

 

「孤高のグルメ」はこの年末に初めて見ましたが、マインドフルネス食事を実践していますね。NHKの名作「サラリーマンネオ」に通じるシュールさがあり、人気になるのもうなずけました。